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城ヶ崎 門脇崎大テラス~フナムシ・ロック、大雪後初の二子山

2014.03.08(土)~09(日)
 土曜日は城ヶ崎へ。午前中は先々週も行った門脇崎の大テラスで登り、午後はフナムシ・ロックで登った。メンバーは、所属山岳会のKM田さん、OK田さんと私の3人。
 城ヶ崎から帰宅して、そのまま夜のうちに秩父方面へ。日曜日はようやく大雪による国道299号線の通行止めが解除された二子山で登った。メンバーは、I澤さん、T橋さんと私の3人。

■3/8(土)  門脇崎大テラス~フナムシ・ロック
 土曜日早朝、私の車でOK田さん家まで迎えに行き、JR某駅に始発電車でやって来たKM田さんと合流、東名道~オダアツ経由で城ヶ崎海岸の門脇崎の有料駐車場に到着したのが8時前。なるべくたくさん登るために待ち合わせを早くしたのだが、やっぱり眠い。
 先々週、所属山岳会のH内さんの案内で門脇崎大テラスに行ったのだが、KM田さんはまだ行ったことがないとのことで再び行くことにした。
 まだ朝8時台だけれど門脇崎の吊り橋周辺には観光客が何人もいた。大テラスへの懸垂下降ポイントは、前回来て分かっているので、すぐに岩角にスリングを回して懸垂支点をセットできた。カムでバックアップも取り、懸垂下降で大テラスに降り立つ。
 遠くに見える伊豆大島は前回よりは霞んでいて、三原山に積もっていた雪がまだ残っているかは視認できなかったけれど、空はよく晴れてくれている。というよりこの大テラスにいるとぽかぽかと暖かい。波の高さは前回と同じくらいか。

【門脇崎・大テラス】
○スカイラブ5.10a
 前回オンサイトできたスカイラブ5.10aでアップするため見てみると、クラックが結構濡れている。特に前半の左上ハンドクラック部分がぐっしょり濡れているようだ。
 私はこれまでクラック専用のつもりでのクライミングシューズは持っておらず、大きめのサイズのシューズを履いて登っていた。フェイス用にはスポルティバのソリューションなどキツキツのサイズで履いているのだが、こんなにキツくては痛くてフットジャムができない。
 どのくらいのサイズがちょうど良いのかいまいち分からないのだが、カモシカスポーツの期末割引セールでスポルティバのカタナを買った。足の指が曲がり過ぎず、といってユル過ぎないサイズで。今回はこのカタナを試すのも目的の一つだ。
 まずは私がリードで登る。濡れた左上クラックにハンドジャムをきめるが、やはり手が滑って抜けそうになり非常に怖い。カムをセットするとたまらずテンション。左上からV字状凹角に上がり込むところではテンションしまくりながら何とか入り込めた。それ以降は何とか頑張ってノーテンで抜けられた。カムのセットがスムーズにできるようになるためにも、なるべくリードするようにしているのだが、ナチュプロはやっぱり怖い。
 トップロープをセットして、OK田さんとKM田さんもスカイラブを登る。

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(↑スカイラブを登る私。写真横向き)

○ホシナクラック5.11d
 続いてホシナクラックにトライ。懸垂下降に使ったロープをトップロープとして登るため、まずは振られ留めのカムをクラックにセットして、ロープを通しておく。
 ホシナクラックには3人それぞれ2便ずつトライした。KM田さんもホシナクラックをやってみたくて、門脇に来てみたかったそうだ。
 トップロープだからだけど、出だしの左上フィンガーは何とかできる。そこから中盤の水平クラックまでの直上部分ではクラック内の凹凸を活かしてジャムをきめるところを探る。水平クラックから上はクラックの幅がさらに狭くなりフィンガーもできなくなる。水平部分から70㎝ほど上ではクラック幅が広がりガバ状になっているので、この狭い部分をスルーするムーブが必要なようだ。水平部分に左手アンダーがききそうなホールドがあったので、これを使って右手で狭いクラックをスルーするムーブがあるようだ。アンダーをきかすために身体をなるべくあげるのだが、私はここまで至らず。KM田さんはアンダーがきくところまで身体を上げるムーブが分かりかけたようだ。

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(↑ホシナクラックを登る私)

 ビレイしていない間は、昼寝させてもらった。岩の上で寝転がっているとぽかぽかと暖かく、短い時間でも眠りに落ちた。
 懸垂下降してきたところを登り返して門脇から引き揚げる。午後は別のエリアで登るため、車で少し移動する。漁り火ロックやカメノテ、フナムシ・ロックが近いのでこれらのどこかに行くことにした。

 カメノテエリアは日本100岩場では案内図はあるもののルート図がないこともあり、訪れる人が少なそうだが、私には手頃なルートがあるようだ。
 竹林と民家の間を抜けるとすぐにカメノテエリアの入り江だった。エリアは入り江から海沿いに出たところにあった。足元の岩畳が六角形の柱状節理になっていて不思議な光景だ。門脇は暖かかったけれど、ここは結構風が吹いていて寒い。ということでカメノテで登るのはまたの機会にしてフナムシに行くことにした。初心者向けのごく易しいルートが多いエリアと聞いているが、行ったことのない私としては一度は行ってみたかったところだ。

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(↑カメノテエリア全景)

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(↑六角形の柱状節理)

【フナムシ・ロック】
 いったん道路に出て住宅地を抜けフナムシを目指す。磯に降りるにはフェンスの扉から入るのだが、知っている人と一緒に来ないとちょっと分からないかも。
 アプローチ道から磯に降り立ったところが、日本100岩場の記載にある南の岩南面らしい。奥に見える北の岩南面では何パーティーか取付いていたので、ここ南の岩で登ることにした。そのほかボルダラーもいた。ロクスノ冬号で城ヶ崎ボルダーが紹介されていたので、それもあってボルダリングする人も増えたのかも。
 そういえばフェンス前に車が3台ほど停まっていた。おそらくクライマーのものだろう。住宅地を抜けてフナムシに入る道路の終点付近で、向かい側は民家だ。我々は離れた某所に停めてここまで歩いてきたけれど、ここにモロに停めてしまってはいわゆるアクセス問題にならないか心配だ。JFAのHPで注意喚起しても、それだって見ないことには伝わらないとKM田さんが話していたけれど、確かにそうだ。駐車だけが問題ではないけれど、フナムシやさらにその他のエリアまで立ち入り禁止なんかにならなければいいけれど。

○メルトダウン5.9、トライアングル5.8、フラッシュダンス5.9
 私はカムのセットに慣れるためにもなるべくリードでトライ。メルトダウンとトライアングルはオンサイトできた。クラックではせいぜい5.10aがRPグレードの私としてはヒト桁のルートでも気が抜けない。
 フラッシュダンスもオンサイトできた。これは特に序盤がハンドジャムがばっちりきまるので良い練習になる。

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(↑メルトダウンを登るOK田さん)

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(↑同KM田さん)

○無名ルーフクラック5.10a、ネッシー5.8
 そのほか、岩場の左端にある無名ルーフクラックにもトライしてみた。ハングした岩をクラックを使って乗っ越すというボルダーのような短いるーとなのだが、これが結構大変だった。最初のリード時はハング越えではテンションしまくりながら何とか越えた。OK田さんとKM田さんもTrでトライしたあと、私もTrでトライ。出だしの右上ガバクラックから頭上のリップのクラックをKM田さんのムーブに倣って左手ガストン取り、右手でマッチしてから乗り上がり、ハング庇の右上にあるガバ穴に右足ヒールフック。クラックをレイバックのように上がってノーテンで乗り越えられた。Trだから思い切っていけたけれど、ハング下でカムを固め取りしておけばリードでも変わらなさそう。今回は時間切れとなったけれど、フナムシに来ることがあればまたやろう。
 合間にネッシーをTrで登る。100岩場にフレアードチムニーと記載された身体がすっぽり入り込むルートだけれど、フェイスのホールドが拾って登れてしまう。

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(↑無名ルーフクラックを登る私。写真横向き)

 こうして3人で17時頃まで登って終了。初めてのエリアにも行けたしたくさん登れて良かった。
 帰途、伊東にある台湾料理店・鑫源(シンゲン)で夕食。私は今シーズン城ヶ崎に来るのは3回目だが、シンゲンに来るのもこれで3回目だ。私は豚トロ定食980円を食べる。

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(↑豚トロ定食)

 I澤さんからメールがあった。I澤さんはこの日は河又で登っていたのだが、明日は二子山に行くことにしたということで私も加わらせてもらう。
 翌日は湯河原幕岩で登るというKM田さんを小田原駅前まで送る。OK田さんも家まで送って、帰宅したのは22時半頃。シャワーを浴びて、装備をまとめ直し日付けが替わる頃に家を出る。飯能~秩父経由で道の駅龍勢会館に着いたのは深夜2時。そのまま車中泊。

■3/9(日) 二子山
 8時半に某コンビニ待ち合わせということで、7時半に起き出す。晴れ。
 二子山に行くのは1月中旬以来だ。2月前半、私がトルコツアーに出かけている間、日本では記録的な大雪に見舞われているというニュースをインターネットで知っていた。二子山に至る林道はもちろん国道299号線も通行止めになり、以来、二子の常連達も二子に通えない状態が続いていた。昨年の成人の日の3連休に二子に行った際に、激しい降雪に見舞われ車3台での脱出劇を繰り広げたのを思い出すけれど、今回はそれよりもはるかに多い積雪量だったようだ。
 299号線は坂本集落から先がずっと通行止めの状態が続いていたけれど、6日午後にようやく解除されたと知った。それでも林道の除雪はしていないだろうから、林道入口に車を停めて下の登山口から弓状へ歩いて行けるかどうか。その後、I澤さんが数日前に二子に行った人がいるとの情報を得て、我々も行ってみることにした。
 コンビニでI澤さん、T橋さんと待ち合わせ、私の車で二子へと向かう。東京ではすっかり融けて無くなった雪も、299号線の沿道にはまだまだたくさん残っている。民宿登人のある林道入口に着くと、林道入り口部分に数台分のスペースがあり、1台停まっていた。そのすぐ後ろは谷筋から落ちて来たらしい雪の山があり車が奥まで入れない。この雪山は我々の後に来た人達が雪かきしてくれたらしく、下山してきた時には仮設トイレのある辺りまで車が入れるようになったいた。これで駐車台数が増えた。

 持参したスコップで少し雪かきをしてから、股峠に至る登山口を登り始める。山の中はまだまだ雪が残っている。降雪から数週間も経っていて、雪はしっかり締まっているし、トレースもあるので登山靴にスパッツを巻いておけばツボ足で十分だ。

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(↑林道入口の様子。雪かきするI澤さん)

 私は下の登山口から歩くのは初めてだ。ストックを両手に持ち、トレースを辿って登っていく。登るにつれて暑くなって汗をかく。岩場が近づいてくる最後は陽も当って雪がなくなっていた。45分ほどで弓状に到着。富山の2人組が来ていた。この日、弓状に来たクライマーは我々3人を含め計8人。

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(↑登山道には雪がたくさん)

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 岩場の状態はというと、あちこちにツララがぶらさがっていて、浸み出しも見受けられる。振り返るな5.13aのあるあたりはツララができやすが、やはり多そう。それでも4年前の全面的に浸み出してしまったようなヒドい状態に比べると、心配していたよりは悪くない。
 I澤さんがトライしているおいしいよー5.12cは、出だしから序盤部分のコルネが氷っていたり浸み出していたけれど、それより上は乾いているようで、拝みホールドからの核心部などは普通にトライできたようだ。隣りの穴ムジは、第3核心が濡れていたけれど、第1・第2は大丈夫そうだ。

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(↑弓状の様子)

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(↑二段岩壁を見上げる)

 しかしこの日は風が冷たくて岩も冷たかった。晴れて陽射しはあるのだけれど。岩場に着いた時の気温はマイナス0.5℃。日中7℃くらいまで上がったようだが、雪の沢筋を吹き上げてくる風が冷たいし、久しぶりに触る二子の石灰岩はやっぱり冷たい。まずは二段岩壁下部のワーカーホリック5.10bとその近くにある無名ルートでアップ。

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(↑ワーカーホリックを登るI澤さん)

○「唐獅子牡丹」5.13b (通算2~4便目) ×
 1月に穴ムジが登れたあとに試しに1便だけ触ってみた唐獅子をやってみることにした。こんな難しいルートはとても歯が立たないので、まずはテンションしまくりながらホールドがどんなものか知るのが第一歩だ。前回もテンションしながら核心部まで至り、核心部入口となる水平ホールドからヒドくワルい薄い右手ピンチを一瞬触れただけで終わっていた。
 この日1便目。前回のムーブは忘れているし、疲れているせいか身体が重く、手繰り落ちしそうで無理するのが怖い。2~3ピン目間がいけず、チョンボ棒をあげてもらって越える。左手ガストン取りから頭上のコルネを右手で取るのを思い出した。核心部手前まで登って終える。
 2便目。T橋さんの軽量チョンボ棒を最初から持って登り始める。3ピン目で再びチョンボしたが、唐獅子をトライするのにこんなところでチョンボ棒を使っているようではダメだと言われてしまう。確かにその通りだ。反省。これは取り組む姿勢の問題だ。それにこの日は空いていたからまだ良いが、順番待ちになっている時に、こんな有り様で登って人間がいてはあまりいい気持ちがしない。
 この便ではチョンボ棒を使って核心部先にもクリップして、初めて右手薄いピンチから左上穴ホールドを探ってみた。右手薄ピンチに耐えながらどうにかしてどこかに足を上げるのだろう。それから左上穴を左手でキャッチするのだろうが、トップロープ状態でもできない。穴は左上向きに深くなっているので、左手で持ったまま、右手をアンダー気味にさせる。そうして左手でさらに上のホールドに手を出し、任侠道ラインへと合流していくのだろう。
 3便目。3ピン目までイケた。チョンボ棒という甘えた考えがなければ、単なる通過点なのだ。しかしその後はテン山。このトライの前に富山の人がトライするのを見ていたのだが、その人は右方にある大穴まで手を伸ばしていた。私にはそれが遠いので、ボルト沿いのホールドを右手ガストンを交えながら登るのが良いのかも。しかし、まだどれがラクなムーブなのかは分からない。他の人のトライも見てみて探ってみよう。

 この日、I澤さんはおいしいよーにトライ。序盤部分は氷ってしまっていたけれど、それ以外はきちんとトライできたみたいだ。T橋さんはジョーズ5.11cをトライ。

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(↑おいしいよーを登るI澤さん)

 登りは大変だったけれど、雪の斜面を下るのは速かった。半分駆け足気味に下ってあっという間に林道入口に帰着。

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(↑雪の斜面を下る)

 後から来た人達が雪かきをしてくれたみたいで、奥まで車が入れるようになっていた。そこで、もっと幅のある車が通れるようにI澤さんと私で少しばかり雪かきして幅を広げておいた。これで来週からはもっと多くの車が来ても停められるだろう。小鹿野市内でI澤さんと解散し、T橋さんを東飯能駅まで送って帰宅。
 城ヶ崎から二子山と移動が多かったけれど、2日間登れて良かった。つぎに二子に来られるのはいつになるだろう。もしかしたら今シーズンはおしまいかな。

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