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春の有笠山 フェアリーロック

2014.04.12(土)~13(日)

 有笠山に行くのはヘルケイブに行った昨年10月以来半年ぶり。
 フェアリーロックにある「予感」5.12b/cは、2011年の春からたびたびトライしていているのだが、前回トライしたのは一昨年11月(通算19便)だから、ずいぶんご無沙汰してしまった。気が付けば3年経った今でも宿題となっているルートで、ライフワークになりつつある感がある。
 今回の同行者はT沢さん。T沢さんに会うのは、一緒に行った2月のトルコツアーで、アンタルヤ市内のバス停で解散して以来だ。

■4/12(土)
 T沢さんとは土曜日の朝に現地で待ち合わせることにしたので、金曜日の夜のうちに中之条方面に向かうことにした。
 消費税率が上がったの加え環境税というのも加算されガソリン価格が高くなったので、交通費を節約するため高速道路は使わずにずっとした道を走ることにした。
 3時間10分ほど運転して日付が替わる頃、中之条に近い道の駅おのこに到着。車中泊。

 翌朝目覚めると外は快晴。隣りではT沢さんの車も停まっていてやはり車中泊していた。2台で有笠山の東登山口に向かう。道中、川沿いの桜が満開できれいだ。東京はすっかり散っているけれど、このあたりは今が見ごろのようだ。
 久しぶりに見るフェアリーの岩場は、ここのところ雨が降っていないおかげか良く乾いていた。これまで春に来るのはだいたい5月頃だったので、その頃は雨や浸み出しで濡れている部分が多いのが常だったのだが、今頃に訪れればこうして乾いているのだろう。
 ホワイトパレス5.11c/dやステミングダンス5.11a/bも乾いているようだし、ロマンチック街道5.12bの上部フェイスも水流になって濡れているところが部分的に浸み出している程度だ。岩場左端のほうにある荒川遊園5.12aなども出だし部分が濡れていないのを見るのは初めてだ。
 木々の葉がまだ芽吹いていないので日当たりが良く、日差しがぽかぽかと暖かい。この日は、東の石門には何組かいたみたいだけれど、フェアリーは後から1組来ただけで空いていた。過ごしやすい季節を迎えて、クライマーも行ける岩場が増えて分散しているのかもしれない。

P4120001
(↑予感とロマンチックを見上げる)
P4120002
(↑フェアリーロックエリア)

 まずは、パスファインダー5.11b/cでアップすることにした。アップといっても、このルート決してナメられない。ひさしぶりに触る有笠の岩がガビガビして手に痛い。加えて、私はここひと月はクラックとアイスにばかり行っており、フェイスを登るのは先月初めの河又以来だ。
 手は痛いけれど岩はよく乾いており、ヨレそうな腕で耐えて何とか再登できた。T沢さんも登る。

○「予感」5.12b/c (通算20~22便目)
 さて、件の予感に取り掛かることにする。ロマンチック街道と共用する序盤はアプローチといえる部分だ。ロマンチックとの分岐するところの左上ガバ取りがちょっと遠い。かぶり気味のところを左トラバースしてから、直上するところが最初の核心だ。
 いろいろムーブはあると思うが、左手はいつも濡れてることが多いホールドを持ち、右足を高くヒールフックしてから、頭上のホールドを右手でピンチ取り、身体を引き付けてさらに上部の棚状ガバにデッドで取るのに力がいる。前回までのトライでは、調子が良ければこの棚状までは続けていけた。
 さらに、フェイスのカチを繋いでいく最後のセクションが苦手なところだ。棚状からいったん左上の遠いガバ穴を取り、それからさらに遠い右上の指先2本ほどのカチを取る。さらにカチを2つ繋げてから、ロマンチック側の壁に右足を当てながら右上のカチを取りにいってるのだが、これまた遠い。これが取れれば水平ホールドをたどって終了点は近い。
 1便目はヌンチャク掛け。ヌンチャクを掛けながら、ひさしぶりに触る予感のムーブを思い出していく。左トラバースから直上するところがなかなかできずちょっと苦労した。
 2~3便目は直上部分で落ちたりするのだが、ここに掛るヌンチャクを長くしておくとムーブに入る前に下からクリップできるのでラクだ。長ヌンの是非はあるけれど、今回はこの作戦でいこう。
 終盤のカチ地帯は相変わらず苦手だ。ロマンチック側に浅いキョン気味にステミングしてみるのだが、どうもうまくいかない。
 この日は、こうして3便出して終了。翌日もトライすることにしてヌンチャクを残しておく。T沢さんも先日から予感のトライを始めたそうで、この日もトライ。

○「ステミングダンス」5.11a/b 2RP
 残った時間で、ステミングダンスをやることにした。いつも岩が濡れているので、この機会に片づけておこう。T沢さんは昨年フラッシュしたそうだ。
 取り付いてみると、なんだかヤケに登りづらい。出だしの2ピン目をかけたところでさっそくテンション。あらら。凸凹しているのでどれでもホールドになりそうに見えるが、バルジ状の下から右に抜けて、バルジに抱き着くように左に抜けた。後半はルート名どおり、両側の壁に足を広げて登っていくが、凹角内にハマった石がいくつかカタカタと動く。何かの拍子に落石し兼ねないので要注意。2便目でレッドポイント。やれやれ、思ったより手こずってしまった。

 午後2時くらいになると、陽が山の端に隠れフェアリーは日陰になると寒くなってくる。まだダウンジャケットはほしい。
 夕方、H原さんとK島さんに会った。東の石門で登っていたと言う。H原さん達には、年末年始に四国・大堂海岸に行ったときにも会った。私が元日に登った最果てエリアのシークレット・エージェント・マンに、H原さん達は前日の大晦日に登っている。
 下山して、岩櫃城温泉で疲れた身体を癒し、隣りにあるスーパー・ベイシアで買い出ししてから、道の駅霊山たけやまへ。縁台に腰かけてT沢さんとビールを飲みながら夕食。ちょっと寒いので寝袋を持ち出す。22時を過ぎたころ、それぞれの車に戻って寝る。

■4/13(日)
 この日も快晴。前日のトライで身体の筋肉が強張っている。再びパスファインダーでアップするも、前日はノーテンで登れたこのルートも、身体が重くて2テンしてしまう始末。このような有り様で、予感のトライがまともにできるだろうか。

○「予感」5.12b/c (通算23~25便目)
 1便目。左トラバースから直上するところでフォール。ポンピングして戻り、残りのパートをこなす。この便で、カチ地帯のムーブを修正した。ビレイしているT沢さんが下からアドバイスしてくれたおかげなのだが、これまではカチ地帯のボルト左にある水平ホールド取りでは、水平ホールド右端を左手で取ってから、右上にある遠いカチを右手で取りにいくようにしていた。
 それを水平カチをマッチして、右上カチはいっさい使わずにそのまま上に登っていくほうがラクだということが分かった。水平カチはマッチするため、左手はなるべく左寄りをキャッチする。左寄りのほうが右寄りよりも持ちやすい。マッチする右手は外傾気味で悪いため、もう一つ上の水平ホールドには右手~左手の順で手を出す。そうすると足元の小さなフットホールドに立てるので、終了点のホールドに手を伸ばすのは容易だ。
 2便目では、カチ地帯の件の水平カチを左手ではたいたところでフォール。3便目では、左手がキャッチできたものの、右手をマッチできずにフォール。
 ということで、レッドポイントには至らなかったが、これまでずっと苦手意識があったカチパートが攻略できそうな感じがつかめたのは良かった。

 この日、SS木さんが仲間2人とやってきた。聞くと今年1月、登攀中に目の前の冷蔵庫大の岩が剥がれてケガを負ったとのこと。命が助かったのは不幸中の幸いだ。
 この日は早めに撤収した。T沢さんは有笠に残って明日以降もN井さん達と登るそうだ。私は一路した道で東京に帰ることにする。途中、渋川市内にある林屋食堂(群馬県渋川市渋川坂下町2147)に寄る。昔ながらの古びた食堂で、量が多い割には値段が安い。ヒレカツカレー(700円)を食す。あとは、国道17号線をひた走って渋川から3時間半ほどで帰宅。渋滞している関越道で帰るのとそれほど時間は変わらないのかもしれない。

01
(↑渋川の林屋食堂)
02700
(↑ヒレカツカレー)

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