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佐久湯川でクラッククライミング

2014.06.01(日)
 佐久湯川でクラッククを登ってきた。湯川のクラックを登るのは今回で5回目。このほか、今年2月にはアイスクライミングでも訪れている。
 今回、サイコキネシス5.10dがRPできた。

 前日、新潟県南魚沼市にある三国川芋川ジロト沢右俣の布晒ノ滝を登ってきた私は、疲れた身体を押して車を運転し、その夜は群馬県上野村にある上野村ふれあい館という施設の駐車場で車中泊。
 明けた日曜日は6時に起床。今日から6月。十石峠を経て佐久湯川に向かう。今日はT沢さん達とクラックを登る予定だ。

 ところで、十石峠を越える国道299号線はずっと通行止めになっていた区間があり、十石峠の岩場を経る林道矢弓沢線という別の道をいつも通っていたのだが、この通行止め区間が通れるようになっていた。行きでは通行止め解除のことを気づかずにいたので、帰路に利用してみた。帰路に通ってみると、通行止めの間に造ったのであろう、道路脇の山の法面に真新しい擁壁があちこちあった。しかし、林道に比べると距離が長いし、道幅が狭いところもあって、走りやすいかというとそうでもない。つぎに通るときはやっぱり林道経由かも。

 信州に入り、ナナーズ小海店のとなりにあり、朝から開店している「高原のパン屋さん」で昼間食べるパンを買う。灯明の湯の前を通過して湯川の岩場のある林道の駐車スペースへ。まだ誰も来ていないようだ。車内で待っていると、2台ほど車が来て、3台目の車がT沢さん達の乗った車だった。T沢さんにTっちーさん、先日不動沢のよろめきクラックを登っていたY崎さん、初対面のSgoさん。

 皆が来るのを待っている間にすでに手にテーピングを貼り終えていた私は、まずはアップでコークスクリュー5.9を登る。TっちーさんとSgoさんは、この日はとにかく本数を多く登るという目標だそうで、次から次へと各ルートを登っていた。

○サイコキネシス5.10d RP
 今回の私の目標ルートは、オフセットしたフィンガークラックのサイコキネシスだ。
これまで湯川を訪れたうちの初回を除く3回で、トップロープでこのルートをトライしている。過去2回ではノーテンで登れているのだが、カムをきめながらとなるとそうそう登れそうもない。出だしから難しいし、リードを試みていなかったのだ。
 今年はクラックを登る機会が多いので、少しは力が強くなっただろうと思い、リードに挑戦してレッドポイントを目指す。
 とはいえ、まずはトップロープ状態で、バックロープを引きながらカムをセットしながら登ってみる。指に痛いフィンガージャムに耐えながらカムをきめつつ登っていく。2度ほどテンションしながらとりあえずトップアウト。どこで何番のキャメロットを使うかだいたい分った。
そのあと、TっちーさんとSgoさんがアップでサイコキネシスを登るのをガン見した。出だしのムーブが分かったし、彼らが使っているキャメを見て、自分が持って行くキャメもきめられた。自分よりうまい人たちの登り方を見ていると勉強になるなあ。

 ということで、初めてリードしてみることにした。
 まずは取付きで背伸びして0.4番キャメをセット。右手でサムロック、左手はその下にシンハンドにした状態から、右足をハイステップにしてフットホールドに乗り込み、左足をオフセットクラックの縁の小突起に当てる。そうすると今度は0.5番がきまる。この先はクラックが細くキビしくなるので0.5番をもう一つきめておく。
 そうして少し登ると、フィンガージャムもできないくらい細くなるので、Tっちーさん達はカムをきめていなかったけれど、私はここに緑エイリアンをきめておく。細いクラックではレイバック気味になりながら上部のクラックが広がったところに手を伸ばす。足はけっこうフェイス部分で拾える。ここを越えるとハンドジャムがきまるようになり、0.75番や1番がきまる。
 終盤は幅の広いクラックになる。幅広部分の下部では4番、上のほうでは5番くらいになる。右腕を全部突っ込むような感じで、右足はクラック内、左足は左フェイスにフットホールドがいくらでもある。テラスに乗り上がると終了点だ。RPできた。やったー。1回目のリードで登れたのは上出来だ。

○テレポーテーション5.10d Tr.
 サイコキネシスが登れたので、Tっちーさん達が残しておいてくれたロープを使って、テレポーテーション5.10dを登ってみる。テレポは昨秋にTr.で一度触っていて、その時はノーテンでいけた。核心はテラスから最後の右上するクラック部分で、ここのムーブをどうするかが成否のポイントだ。
 トライする頃にはルートに陽が当たって暑い。テラスまでのレイバック気味になるクラックも易しくはない。最後の核心部分のムーブについては、前回どのようにやったのかいまいち再現できなかったのだが、これかなと思えるムーブを見つけた。

○バンパイア5.10c 再登
 テレポをリードトライするには陽が当たり過ぎて暑いので、バンパイアを登ることにした。このルートは初めて湯川を訪れた5年前にTr.後の2便目でRPしている。
 大テラスに一段上がったところから、凹角のハンドクラックが始まる。はるか上のハング下まで続くクラックの前半は0.75番がよくきまる。後半は1番がきまり、ハンドジャムがバチ効きだ。ハング下で腰掛けレストしてから、左にハングを抜けると終了点がある。これくらいのルートなら余裕を残しつつ登れるようになってきた。
 Tr.にしてY崎さんがバンパイアにトライ。あっさりノーテンで登れたので、T沢さんがトライした後に、リードでトライしてRP。おめでとう。前半の0.75番のところでもハンドジャムがばっちり効くと言うから、私よりももっと余裕だっただろう。

○テレポーテーション5.10d ×
 西を向いているためか、さらに上部の核心は樹高よりも高くてずっと陽が当たりっぱなしのようなので、日陰になるのを待つのを諦めてリードトライすることにした。
 しかし、レイバックを多用するテラスまでの部分でものすごくエネルギーを使ってしまう。汗だくになって必死になって何とかテラスにたどり着く。テラスで呼吸を整えることはできるが、陽が当たるので暑い。
 右上するクラックは中間の広がっているところは左手で下端に手首を当てるようにハンドジャム。私の身長だと下の小棚状に立って、右手を伸ばせば、広がり部分のさらに上に右手が何とか順手で届く。そうして身体を引き上げ、左手を広がり部分の上端側にスライドさせる。さらに続くフィンガークラックにどちらかの手を出したかったのだが、ここのムーブがいまいち分かっていなかったのと、暑さで手が汗だらけになりたまらずテンション。あらら。
カムエイドでトップアウトして、Tr.でムーブを探ってみる。それらしいムーブは分ったけれど、今回はこれで諦める。
 バンパイアの再登も含め、今日一日で湯川三大クラックを皆登ってしまおうというささやかな野望は達せられなかった。ビレイしてくれたT沢さんは、テラスまでのクラック部分ですでに必死になっている私の姿を見て、こりゃダメだなと思ったそう。
つぎにトライするときは、陽の当たらない午前中にヨレていないうちにやってみようと思う。

 最後に、サイコキネシスをTr.で登って降りると、奥のほうで登っていたTっちーさん達が戻ってきており、本日はこれで終了。
 清里方面に帰るT沢さん達と解散し、私は今朝来た経路で帰る。十石峠から志賀坂峠を経て、小鹿野、秩父へ。21時少し前、秩父鉄道秩父駅前にあるラーメン見晴亭に入り、支那そばを注文。このまま頑張って運転して東京まで帰ることもできるのだが、帰宅する頃には夜遅くなるし疲れてもいたので、道の駅あしがくぼで車中泊。翌月曜日は早朝4時前に起き出して、運転再開。途中のなか卯で朝食を済ませてから帰宅。
 こうして、新潟のジロト沢右俣から佐久湯川までの3泊2日の旅が終わった。ああ、疲れた。疲れたけれど、シャワーを浴びてから職場に出勤。

P6010120
(↑コークスクリューを登るTっちーさん)
P6010121
(↑サイコキネシスを登るT沢さん)
P6010125
(↑バンパイアを登るT沢さん)

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