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南ア・戸台川イワンヤ谷(敗退) ~ 八ヶ岳山麓

2014.08.16(土)~17(日)
 天気が芳しくない今年の夏。
土曜日は、予定していた行き先を直前で変更して南アの戸台川にあるイワンヤ谷を遡行したものの、雨が降り出して途中で引き返した。
翌日曜日は雨後でどこの岩場も濡れて登れそうにないことから、八ヶ岳山麓周辺を巡ったりしながら、初対面のいろいろな人達と会う2日間となった。

■8月16日(土)
 15日夜、所属山岳会のH内さん、それからTさんと待ち合わせ、私の車で中央道から山梨県を目指す。初対面のTさんは、ピ○レ○ール賞もとっているスゴいクライマーではないか。
 途中のPAでKぽんさんとも合流。Kぽんさんとも初めて会うのだが、台湾の大きな沢を遡行していたりと、その名前が人の話によく出てくる人だ。
★南ア戸台川イワンヤ谷
 山梨県内の某所でテントと車中泊に分かれて仮眠するも、深夜から強い雨が降り出してくる。5時の起床予定が、寝坊して7時半となる。当初、南ア鳳凰山のドンドコ沢を遡行する予定だったのだが、時間を考えて、Kぼんさん提案の南ア戸台川にあるイワンヤ谷に行くことにした。1台を置いて、私の車で戸台を目指す。高遠という街を通り、戸台の河原の駐車場に到着。私がここを訪れるのは、高校3年時に友人ら4人で甲斐駒・仙丈を登った時以来だから○十年ぶりのことだ。下山してきてバスを待つ間、河原の石を投げ合う石合戦という危険なことをやって遊んだ記憶がある。
 とりあえず今は雨が降っていない河原の駐車場で身支度を整え、H内・T・Kぽん・私の4人で河原を歩き出す。30分ほど河原を歩き、右岸の山腹に岩壁が見える手前の谷に入る。ここがイワンヤ谷だ。この沢を1時間ほど遡行する。途中の滝は右岸のフィックスロープを辿って巻いた。二俣に到着。右俣を少し覗くと滝がある。左俣を遡行し、右またを下降してくる予定なので、不要な荷物をここにデポしていく。

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(↑駐車場を出発)
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(↑河原を歩いていく。遠くの岩壁にもルートが開拓されてるそうだ)
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(↑ここがイワンヤ谷出合。写真横向き)
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(↑出合)
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(↑こんな岩壁も)
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(↑右俣にかかる滝)

 それまで普通の沢だったが、左俣に入ると急に狭いゴルジュとなっている。ビルの谷間のように本当に狭いのだ。最初に現れた小滝では、H内さんがCS岩の右端から直登を試みるも難しく、左から乗っ越していく。

P8160031
(↑左俣へ入っていく)
P8160039
(↑左俣最初のCS滝を登るH内さん)

 続いて現れる滝はもっと難しそうだ。右壁をKぽんさんが人工で登り始める。カムエイドで一段上がったところからハーケンを2本打ってアブミで立つ。しかしその先でリスが無いらしく下りてくる。今度は私がリードすることにした。ゴボウで上がってからアブミに立ち込み、新たにハーケンを1枚打ち、アブミをかけて乗り移る。すると、そのハーケンが少し動いた。やべ抜けるかもと思ったけれど、持ち堪えてくれたので構わず乗ったまま、さらに上に1枚打ち足す。これはかなりしっかり効いていそう。ここから滝の落ち口脇をトラバースする微妙なところなのだが、岩の隙間にカムをきめられたのでかなり安心感があり、そのまま滝を抜けた。有名な人たちが下で見ているところで、登れませ~ん、とならずに済んで良かった。抜けた先に残置ハーケンが2枚あったので、それでビレイ。カムでバックアップも取る。皆が登ってくる。すぐに次の滝がある。2段になっていて、低い1段目の上は丸いお風呂のような小さな釜だ。そこにKぽんさんが肩まで浸かって、2段目取付にハーケンを打っていると、雨が降ってきた。結構雨足が強い。水が増えてくる感じだ。ここで撤退を決める。

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(↑滝を登るKぽんさん。写真横向き)
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(↑同滝フォローのTさん)
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(↑続く滝。ここで雨が降ってきて敗退を決める)

 先ほど登った滝を懸垂下降していると水嵩が増してきた。花崗岩の南アルプスにあって、イワンヤ谷は石灰岩が露出しているところだ。山を越えた反対側の谷にも同様のところがあるらしい。フォッサマグナかな。とにかく、石灰質のためか、水が灰色に濁っている。そういえばKぽんさんが、ここは石灰質だからアクアステルスだととても滑ると言っていたけれど、確かにそうかも。
 危険を感じるほどの増水ではなかったので、元来た沢をどんどん下降していく。雨で全身ビショ濡れになって駐車場に帰着。高遠にある温泉施設に寄って身体を温めるも、お湯はぬるめ。

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(↑濁った沢の水の中を下降する)

 茅野に抜けて、途中でお酒などの買い出し。今夜は、Oさんというこれまた私は初対面の人の別荘に泊めさせてもらうことになっている。場所は八ヶ岳周辺の某所。強い雨の降る中、別荘に到着。立派な建物だ。Oさんも8,000m峰を登っていたりと、登山の実績がスゴい人だった。作ってくれる料理の数々が美味しい。皆でお酒を飲んでいると、Iさんがやって来た。山の天気予報で有名な人ではないか。そうして夜は更けた。

■8月17日(日)
 翌朝、雨は上がっているが、どこに行ってもビショビショに濡れているという感じだ。朝食後、Tさんの引っ越し先の某所へ皆で赴く。ここで解散し、H内・O・私の3人で、どこか岩場に行こうかとなるのだが、どこも濡れてしまってキビしそう。そこでH内さんの案内で、Yさん家に顔を出していくことになった。Yさんと言ったら、これまたピオレな人ではないか。行くと、2日前にヒマラヤから帰ってきたという本人がいて、家族を交えてしばし団らん。
 それからYさんの案内で、とあるボルダーやクラックの岩場を案内してもらう。クラックの岩場はアプローチで渡渉する川の水量が多く、その手前で引き返した。さらに、もう一つ案内してもらった岩場は未公開だけれど、すごいところだった。難しいルートの多さとかもそうだけど、霊感の強い人には…なところかも…。この日はビショビショに濡れていて見るだけ。
 Yさんと別れ、温泉に立ち寄ってから3人で東京に帰ることにした。Oさんを駅まで送ったあと、H内さんと埼玉県内の某病院へ。所属山岳会のYT川さんがひと月ほど前にクライミング中にグラウンドフォールして背骨を骨折し入院中で、そのお見舞いに寄ったのだ。手術を受けてチタン製のボルトで固定してあるというYT川さんは、思っていたより元気な様子で良かった。偶然同時にお見舞いに来たM田さんという人は瑞牆でクラックをよく登っているそうだ。

ということで、沢登りは途中敗退で、クライミングもできなかったので体力的には消化不良となったけれど、強ーいクライマーの人達に会えた週末となった。
名前も場所も伏せ字ばかりで、駄文がさらに理解しづらかったかもしれないけれど、プライバシーもあるので。

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