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北海道クライミングツアー 後半

■9/2(火) 富良野観光~赤岩青巌峡1日目
 キャンプ場で皆で一緒に取る朝食は、パン、サラダ、ヨーグルトと毎日ヘルシーな献立だ。テントを撤収して、レンタカーの荷室にぎゅうぎゅうに荷物を押し込む。今日は、名寄を離れて赤岩青巌峡のある占冠に向かう予定だ。道中、美瑛や富良野で観光しながら。

○富良野観光
 今日はH野さんがずっと運転してくれた。士別から旭川までは高速道路を使ったけれど、あとはずっとした道だ。旭川から美瑛へ。「ぜるぶの丘」というお花畑のある観光施設に立ち寄る。10年前にサイクリングした時に寄った記憶がある。大雪山系が眺められる。
 南下して富良野に入る。ここではメロンをぜひ食べておきたいところ。シーズンは過ぎつつあるとのことだが、「ふくだめろん」に寄って皆でメロンをいただく。皮の近くまで甘くて柔らかく瑞々しい果肉がおいしい~。
 それから「ファーム富田」へ。ここは大きな観光施設だ。ここにも10年前に来ているが、なんだかずっときれいに改修されている感じ。U野さんとMねさんが家族にめろんを発送していた。先ほど生のメロンを食べたばかりなので、私は発送手続きを待っている間、メロンパンを食べる。おいしい。メロン味のクリームが入っていて、普通のパサついたメロンパンとは別物だ。
 さらに、これまた私が行ったことがあるところを案内する形で、「チーズ工房」に向かう。売り場にあるチーズを試食してから、チーズ味のソフトクリームもいただく。これまたおいしい。甘いものを食べすぎかも。

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(↑ぜるぶの丘から、大雪山系を望む)
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(↑ふくだめろん)
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(↑ファーム富田)
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(↑ファーム富田のメロンパン)
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(↑チーズ工房)
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 富良野の平野部を過ぎると山間の道を行くようになる。国道237号線から占冠へ。スパーという売店はあるけれど、外食できるようなお店はほとんどなさそうだ。時刻は昼過ぎ。まずはこのまま赤岩青巌峡に向かう。道道136号線の赤岩トンネルを抜け橋を渡ると右手の角に赤い岩が立っている。その角を右折すると赤岩青巌峡の駐車場がある。簡易な管理事務所があり、日中は管理人がいる。女性だった。駐車は無料だが、協力金と言うことで任意でお金を箱に入れておく。入林する受付簿への記入は必要だ。

○赤岩青巌峡
 さて、さっそく岩場に向かう。それにしても道路沿いに大きなボルダーが並んでいて、アプローチが至極ラクだ。しゅうちょう岩のある森の中に荷物を広げる。岩も樹林の中で陽が当たらず暑くないのが良い。
 まずはしゅうちょう岩の左端にある「マサイ族」5.10aでアップ。
 続いて「ジェロニモ」5.11aをオンサイト。後半に一応の核心部がある。このルートはU野さんとMねさんも翌日にかけてトライしていた。
 「ワンダーボーイ」5.11bは地元クライマーの男性がずっとトライしていたらしく、我々がちょうど見ているところでRPしていた。続いて私も登ることにした。核心部で左手カチを持ち、左足は足元の大きな凹みに当てる。フラッギング気味に右手でサイドカチを取りに行くのが核心部分。2便目でRP。
 出だしがワンダーボーイと共用する「ワンダーガール」5.11aをオンサイト。これはジェロニモより少し易しく感じた。

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(↑赤岩青巌峡の駐車場と管理事務所)
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(↑えらいこっちゃ岩とねぎ岩とU野さん)
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(↑「マサイ族」を登るMねさん。写真横向き)

 こうして午後からのクライミングとなったけれど、イレブンばかり3本登った。明日は何を登ろうか。
岩場の近くにもニニウキャンプ場というのがあるらしいが、占冠の街から離れているし、温泉施設もまた離れている。
 そこで、予め調べておいた日高町に行くことにした。占冠から南に10数㎞行ったところにあって、街から1㎞くらいのところにキャンプ場と温泉施設があるらしい。
 日高町の中心地は、思っていたより閑散としていて、セイコーマートが2軒とAコープがある。Aコープの閉店は18時半らしく早い。ここで買い出ししてから、沙流川(さるがわ)キャンプ場へ。受付で使用料を払い、広いテントサイトにテントを張る。それからキャンプ場の道路向かいにある沙流川温泉ひだか高原荘で入浴。この日は街の定食屋で夕食を取る。

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(↑沙流川キャンプ場)
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(↑沙流川温泉ひだか高原荘)


■9/3(水) 赤岩青巌峡2日目
 例によってパン、サラダ、ヨーグルトの朝食を済ませ、さっそく赤岩青巌峡へ。8時前に駐車場に到着すると管理事務所はまだ閉まっていた。しゅうちょう岩の前に荷物を広げて、各自クライミング開始。
 私は隣りにあるぶったまげ岩を登ることにした。ぶったまげ岩は、ここ赤岩青巌峡を代表する岩と言っていいだろう。岩の正面、特に右手はものすごくかぶっている。日本100岩場によると140度くらいあるらしい。ほとんどルーフだ。ルートも5.12台から、さらに13~14台と高難度のルートがずらりと揃っている。
まずはアップで岩の左側面にある「人気ルートだぜ」5.10aを登る。

○「爆発するぜ!」5.11c RP
 それから、何とか登れそうなルートということでイレブン台の「爆発するぜ!」5.11cという三つ星ルートをトライすることにした。
 まずはヌンチャク掛けだ。前半は左を向いた大フレークを辿って、中段のバンドへ。そこから左上にトラバース気味に上がった先が核心部だ。基本的にはガバホールドなのだが、こんな傾斜のルートは久しくやっていないので身体がついていかなず、テンションしながらヌンチャクを掛ける。
 2便目もあれこれムーブを探る。バンドから左上のガバを取ってからが核心部入りなのだが、まずは左上の左向きフレークガバをキャッチ。それから身体の向きを変え伸び上がって右手で頭上のパーミング気味ガバへ。足を踏み替えたりしてから、カチ気味水平ホールドへ左手、私はさらに右隣りにあるカチへ右手、そうして頭上にある下向きに突き出た手のひらサイズの板状ホールドを左手アンダーで取れれば、身体を引き上げて終了点のガバへ手が届く。
 3便目はRPするつもりだったのだが、カチ気味水平ホールドが取れずにフォール。1時間強くらいの間隔で次便を出していくのだが、4便目では水平ホールドから板状アンダーに手が触れたところでフォール。
 登れても登れなくてもこれで終わりにしようと思った5便目でようやくRP。疲れた…。Mねさんが会話した地元クライマーによると、某コンペクライマーの若者が登った感想として、5.12台はあるのではとのことなので、少し救われた気分かも。私は5.12aだってしばらく登っていないけれど、それくらいのグレードがありそうということなら、落ちた力が少しだけ復調してきたかなと。ちなみに、終了点一つ前のクリップはパスした。クリップする余裕がないのが第一だが、もう終了点がすぐそこだし、仮にフォールしてもグラウンドしないのを確認していたので。
 MねさんはジェロニモをRP。おめでとう。

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(↑ぶったまげ岩)
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(↑「爆発するぜ!」を登る私。写真横向き)
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(↑「ジェロニモ」をRPするMねさん)

 残った時間で、熊落としの岩にある「一触即発」5.11aを登ることにした。これもどっかぶりだ。やってみるとこれがえらくキビしい。かぶった壁からリップ先のホールドを取りに行くのが、私のリーチでギリギリだし、そのホールドもガバではない。チョンボしてリップホールドを取って、さらに乗っ越すムーブも気が抜けない。ハイステップで横向きに近い感じで足を上げたり。
 これで本当にイレブンエー?と思いながら熊落とし岩の上に立つと、終了点のボルトが一切無い。岩の上に太い木が何本か生えているほか、向こう側から簡単に歩いて下りられるようになっていた。ロワーダウンしながらヌンチャクを回収するにしても、ハングで屈曲して大変そうだが、終了点がないのでもう一度登ってフォロー回収するしかない。
 もうリードで一度登ることにした。2便目でもRPできず。やっぱりキビしい。爆発するぜ!でヨレヨレだし。岩の上に生えている太い木にスリングをタイオフして確保器をセットする。裏から上がってきたU野さんに上でビレイしてもらい、下に降りた私はフォローで3回目の登り。ヌンチャクを回収しながら登るが、ロープで引っ張ってもらってるのに、リップを取るのも一苦労だ。

 天気予報では明日から雨らしい。ひだか高原荘のお風呂に入ってからキャンプ場で夕食。名寄から青巌峡に移動した日を除いて、毎日お酒を飲んでいる。最初にビールを飲むと次はワイン。北海道のおたるワインというのも飲んだけれど、そのうち外国産のを飲むようになる。国産が決して美味しくないというワケではないけれど。

■9/4(木) 赤岩青巌峡3日目
 今日は途中から雨が降り出してきてしまったため、明日までクライミングする予定が一日短くなってしまった。
 日中のうちに雨が降り出しそうだったので、朝食を済ませるとテントを撤収し、荷物をすべて車に詰め込み青巌峡へ。
 しゅうちょう岩にある「スー族」5.10cでアップするも、出だしが結構難しくテンション。

○「エカシ」5.11c/d RP
 スー族と出だしが同じ「エカシ」5.11c/dをトライすることにした。先ほどできなかった出だしはできるようになった。レストできるバンドで右カンテ寄りに取り付く。後半もしばらくはガバフレークをぐいぐいと辿って行くだけだ。終盤の遠いカチを左手で取り、さらに右手でもう一手取り、それから終了点直下のリップを取りに行くところが上部の核心。ここでテンション。トップロープにして次便でムーブを確認する。
 そうして3便目でRP。ルートの性格は異なるが、前日登った爆発するぜ!よりもあっさり登ることができた。

 そうして登っているうちに雨が降ってきた。はじめのうちは雨脚も弱く、あまり気にせず登っていられたが、荷物が濡れてしまうので、皆でぶったまげ岩の下に移動する。その頃にはザーザー降りになっていた。これでは岩が濡れてしまってクライミングはキビしそう。
 雨宿りしている間に、傘を差して岩場の上のほうにある岩落としの岩を見に行くことにした。行ってみると、すっぱりと切り落としたような前傾壁の岩があった。すると、若者4人組がやってきて、その中の2人がヌンチャクを掛けていたルートにトライし始めた。
 私、Mねさん、H野さんが見ている中、一人が「ラビアンローズ」5.13cを見事RP。すごい。何度もトライしていたそうだが、前傾して濡れていないとはいえ雨の中での完登はすばらしい。あとで聞くと、札幌にある某登山用品店のスタッフとのこと。遠目に見てもものすごくワルそうで遠いカチをいくつもつないで登っていくルートだ。良いものを見られた。もう一人も「死刑執行」5.13bにトライ。惜しくも終了点直下でフォールしてしまったが、RPも遠くないだろう。

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(↑岩落としの岩)

 ぶったまげ岩に戻る。ずっと雨宿りしていても仕方ないので、濡れておらず登れそうな「ダイナマイト・ボンボン」5.12bを登ってみることにする。といっても、最初からトップロープで登るつもりなので1便目はテンションしながらのヌンチャク掛け。そのあとTr.で2回登ってみた。前半のバンドまではキビしいけれど何とかなりそう。が、後半のかぶった出だし部分は相当難しそう。ロープで吊られているのにワルイ向きのホールドに手が出ない。終了点近くまで登ると身体がハング下より外に出るため雨に濡れる。

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(↑「ダイナマイト・ボンボン」を登るMねさん)

 こんな空模様なので、ボンボンのヌンチャクを回収して岩場を後にする。セイコーマートで買い出して、お風呂に入ってから暗くなった頃に、今朝テントを撤収したキャンプ場に戻る。天の中テントを張るのも面倒なので、バーベキューができる大きな東屋の下に入り夕食を取る。キャンプ最後の夜なので、飲むワインも多め。そのまま東屋の下で寝る。

■9/5(金)~6(土) 札幌観光~東京へ
 今朝も雨が降り続いている。これでは例えかぶった岩が濡れていないとしても、登るモチベーションが上がらないので、朝から札幌に移動することにした。今夜は札幌近郊の定山渓のホテルに泊まり、明日昼の便で東京に帰ることになている。
 H野さんの運転で、道東道から札幌へ。札幌まで来ると雨があがっていた。時間つぶしのため午前中は、札幌郊外にあるモエレ沼公園という広い公園へ。大勢の小学生が遠足に来ていた。モエレ山に登ったり、ガラスのピラミッドを見たり。
 それから市内に移動し、キリンビール園で皆で海鮮丼を食べた。2,500円くらいするワリには丼が小さかったという人もいたけれど、他でもおそらくこれくらいのものだと思う。盛られて魚介類が美味しい。
 昼食を済ませると、夕方の待ち合わせ時間をきめて一時解散することにした。私は一人でぶらぶらと街中を散策したが、詳細は省く。
 一か所行ったところとしては、H野さんがススメていた「三角山五右衛門ラーメン」。札幌ラーメンというと味噌のイメージだが、ここのおススメはしょうゆラーメンとのこと。すっきりしたスープで確かにおいしい。食べ終わって狸小路を歩いていると、H野さん達3人にばったり会った。先ほど食べたラーメンのことをH野さん達にメールしたのだが、それを見てやって来たようだ。再び五右衛門ラーメンに行き、彼らが食べている間待つ。
 皆が食べ終わってからタクシーで車を停めたキリンビール園に戻り、それから定山渓のホテル鹿の湯へ車を走らせる。

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(↑モエレ沼公園)
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(↑キリンビール園)
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(↑キリンビール園の海鮮丼)
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(↑三角山五右衛門ラーメン。写真横向き)
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○定山渓 ホテル鹿の湯
 チェックインを済ませ、川を望む大浴場に浸かる。夕食はバイキングで、調理済みのジンギスカンなどあれこれ食べる。最後の夜だからと日本酒を飲み過ぎた感じたせいか、部屋に戻ると皆そのまま突っ伏して寝てしまった。

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(↑ホテル鹿の湯)

 
 翌6日(土)朝、朝風呂を浴びてから、朝食もバイキング。10時を目指して新千歳空港近くのレンタカー営業所に行くので、8時にホテルを出た。
 今日は私の運転。高速道路には乗らず、した道でまずは支笏湖を目指す。定山渓から結構距離があり、支笏湖畔の道をそのまま通過し、トイレ休憩に寄っただけで、あとは空港を目指す。10時ぴったりにレンタカー営業所に到着。送迎バスで空港へ。お土産の白い恋人を買ったりして、ほぼ定刻に出発。羽田空港に到着して解散。

 帰宅して洗濯を済ませると、何だかんだ言って疲れていたので早めに寝てしまう。
 さらに明けて、7日(日)は前日からの雨模様。午前中は読書をしながらだらだらと過ごす。元々あれこれと小説を読むのが好きなのだが、最近はさらに読む量が増えているような。重い内容からライト系まで、ジャンルをあまりこだわらずにいろいろ読むようにすると、新しい発見もあり新鮮だ。
 午後から入間のベースキャンプに行って、待ち合わせた2人とルート壁を登った。

 と、こんな感じで北海道ツアーを終える。もしまたクライミングで北海道を訪れることがあれば、その時はもう少し力を付けた状態で臨みたいものだ。

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